いったい自分は何者? 14歳になったら性別が定まる世界で、まだ男にも女にもなれない私… 「性別モナリザの君へ。」
こんにちは!シン・カトウです!
こちらのブログでは漫画に関する紹介&感想を日々お伝えしております!夜寝る前に”まんが1冊”いかがでしょうか?
今回ご紹介する漫画はコチラ
「性別のモナリザの君へ①」作者;吉村施
Ⅰあらすじ
12歳頃から自分のなりたい性へと体が次第に変化し、14歳を迎えると男性か女性という二つの性別に定まるという世界。そんな中主人公:有村ひなせは18歳をむかえた。
この漫画はそんな主人公と幼馴染、高山しおり(男) 加賀りつ(女)の恋愛を中心に物語が描かれています。
LGBTQやジェンダー平等という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?この漫画には無性別である主人公が変化する環境や人々、そして自分自身に戸惑いつつも前に進もうとする姿が描かれています!
とはいっても、勉強するという気負いなく、まんがとして楽しめる内容となっているので、どの年代の方もお手に取って頂けると嬉しいです!
Ⅱ登場人物
有村ひなせ
18歳の高校三年生。現在も性別が決まっておらず、準モナリザ症候群としてしおりの兄・高山あずさの患者として経過観察中。幼馴染のしおりとりつといつも行動しているが、二人から告白されることに…?
高山しおり
ひなせと幼馴染の18歳男子高校生。成績優秀で絵を得意としている明るくて友達思いである。ある日クラスメイトである白銀あおいとの会話をきっかけにひなせへの想いを自覚する。
加賀りつ
ひなせと幼馴染の18歳女子高生。運動神経がよくテニス部に所属している。勉強は苦手なようでスポーツ推薦を狙っている模様。性別が決まる前からひなせの事がすきであったが、なかなか告白できず、しおりとほぼ同時期にやっと告白する。
高山あずさ
しおりの兄でひなせの担当医。準モナリザ症候群の研究をしており、ひなせと2人との関係から新しい研究結果を出したいともくろんでいる様子。
Ⅲ感想
12歳までは性別が無く、自分の自由意思で性別が決められるという世界観が面白いです!実際、たまに「男の子だったらなぁ…」とか、思ったりする事がありませんか?
世界や個々のキャラクターの設定も深く掘り下げられているため、しっかりとした内容です!名前に注目してみると、ひなせ・しおり・りつ とみんな平仮名でかつ男の子でも女の子でもおかしくない設定になっている…!?
また、なんといっても絵が美しく、特にひなせのアンニュイな表情には毎回ほれぼれしてしまいます!
2023年時点で全10巻と完結しているため、イッキ読みしたい!という方にもおすすめです!ぜひ読んでみてください!